でんでぼん

落ち込んだりした時、自分を責めることがある。
誰でもあることだろう。

もちろん、生きていれば必ず失敗はするし、反省しなければいけない時はある。
自分の至らない部分を認めて、改善していくことは必要である。

でも、自分ばかりを責め続ける必要はない。

「あの時こうしていれば…」
と後悔することは、誰でもあると思う。

でも、その状況で、自分の判断が正しければ、その失敗は避けられたのかな。
避けられたとしても、また別の問題があった可能性はないのかな。

結果論で「あの時こうしておけば…」と思っても、
その判断によって、自分が思うような結果にもっていけたかというと、
それは分からない。

自分なんてそんなに大きな存在じゃない、と思う。

今の自分と周りの状況は、社会全体の、もっと広く見ると自然の大きな流れの中で
起こっている、ある意味「自然現象」だと思う。
だから、自分の判断だけで都合よく変えられる部分って、実は微々たるものじゃないかな。

それを、自分がこうしておけば…と思うのは、反省しているようで、実はある意味思い上がりの
ようにも思える。

その反省は、いつかまた似たような状況になった時によりベターな判断をするため、
選択肢を増やすためにするべきだと思う。

「これは駄目っぽい。それならこの方法はどうだろう」
というように、いろんなパターンを知っていると、トラブルの時、柔軟に対処できる。
人間の幅を広げることになると思うな。

双児宮